心の病と夢の森|メンタルヘルスの症状・治療法

拒食症 (神経性無食欲症)

いろいろな理由によって食事の量と質をコントロールして、体重を極度に減らしてしまう病気です。ガラガラに痩せて、無月経となっても、痩せているとは思えずに、もっともっとスリムになりたいと願っているのです。

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拒食症 (神経症無食欲症)の症状

女性にとって太ることは恐怖ですよね。誰でも痩せてスリムになりたいと強く願っていることです。手でお腹のお肉がつまめるなんて絶対許せないことです。

一般社会では、太っていると自己管理を怠っていると評価され、就職、職場や学校、人間関係など、体形はあらゆる面で何かしら影響しています。


また、モデルやアイドルなどのスリムな体形に憧れ、青年期の少女達が正常体重を無視したダイエットで体重をコントロールしています。

このうち神経性無食欲症へ進行する割合はわずかですが、精神的な感受性などの他の要因が引き金となり、拒食症になると考えられます。

拒食症は、軽症で一過性の場合と、重症で慢性化する場合とがあります。


拒食症は神経性無食欲症ともいい、名前から食欲がないのかと思ってしまうかも知れませんが、実際には食べたいという衝動は強いものです。そしてこの衝撃が抑えられないのではないか、いったん食べだしたら自分では食べることを止められなくなり、体重が増えてしまうのではないかと恐怖を感じます。そのため、全く食べない人や、大量に食べては自分で無理に吐いたり、下剤を乱用して食べたものを出そうとします。当然身体にも影響が出ます。筋力低下、消化器症状、電解質異常、骨粗しょう症などがあります。

神経性無食欲症(拒食症)の主な症状

  • 肥満に対する恐怖
  • 食べ物を食べない
  • 痩せているのに、活動的になる
  • 痩せているのに、太っていると錯覚する
  • 女性では無月経、男性では性欲減退
  • 体力や気力がなくなっても、異常とは思わない
  • 自傷行為をする
  • 睡眠障害が起きる
  • 低血圧
  • 肥満度BMIが18.5以下

拒食症 (神経性無食欲症)の原因

心理的要因

几帳面で完璧主義、責任感や正義感が強くてまじめな人。対人関係の障害、愛情不足、成長することへの不安、肥満恐怖、強迫性など。

生物学的要因

遺伝や病気、ホルモン分泌の異常など。

社会的要因

芸能人やモデル、バレリーナ、スポーツウーマンなどスリムであることを求められる女性で多くみられます。

拒食症 (神経性無食欲症)の治療

スリムになっても、もっとスリムになりたいと望み、まだまだ太っていると思い込んでいるのです。ついには体格指数を大きく割り込んでしまいます。

体格指数(BMI)=体重(kg)÷身長(m)2

体格指数の18.5未満の体重しかなければ、神経性無食欲症(拒食症)と考えます。本人は病気だと思っていないので、家族が、病院まで連れて行きましょう。


治療には、栄養状態の改善を優先します。やせたうえに水分が不足して、電解質もバランスを崩します。体重が30キロ以下の場合は、入院を勧めるでしょう。


食事は、1日に1600カロリーくらいを6回に分けて食べます。1回の量が少ないので、体重はわずかに増えていくので、本人の抵抗も少ないでしょう。


食事を拒否した場合、チューブを鼻から胃まで通して流動食を流します。点滴をすることもあります。ほおっておけば栄養失調死もあるからです。


しかし、入院したとしても、陰で吐いたり、下剤や利尿剤を使ったりと、効果があがりません。治療に前向きな姿勢は欠かせません。うつ気分や不眠、疲労感、肌荒れなどを指摘して、治療を進めます。

拒食症 (神経性無食欲症)の周りの対応

「食べなさい」と無理に押しつけるのはやめましょう。反発するだけです。無視するのも不自然なので「心配しているんだよ」という思いを、それとなく態度で示してください。
本人には見守ってほしいという願いがあるからです。気にしない姿勢だと、わざと食事を拒みます。
反抗的であっても冷静に、言っていることが正しければ認めてあげて、間違っていれば受け流します。

甘えてきたら、抱きしめてあげましょう。

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